世界観学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 03:06 UTC 版)
Weltanschauungslehre(世界観学)が先駆的に現れたものとしては、(一応は)ライプニッツのモナドロジーが挙げられる。ただし、概説ですでに述べたように、ドイツ語のWeltanschauung(世界観)という言葉が学問的な用語として頻用されるようになったのは20世紀初めのことである ディルタイは「世界観の究極の根源は生(生きること、人生、生命)である」とした。そして、「世界観がさまざまであるのは生が歴史的・相対的にあらわれていることによるのだ」として、ひとつの共通の生に根差していても互いに矛盾する世界観が複数並存することは可能であり、生の立場にまで遡ることによって歴史上の様々な世界観の内的構造や類型を理解する、という役割が哲学にはある、とした。通常、「世界観学」と言うと、このディルタイの言った意味で用いられる。 ゴンペルツは、形而上学と認識論を総合する学問的体系を想定しそれを「世界観学」と呼んだ。
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