与那国町への陸上自衛隊の誘致
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 16:30 UTC 版)
「外間守吉」の記事における「与那国町への陸上自衛隊の誘致」の解説
2013年3月20日に面会した左藤章防衛大臣政務官に対し、外間は「基地設置の迷惑料」の名目で、日本政府に10億円を要求。沿岸警備を含めた国防上の意義については「国が考えること」とし「町の経済効果が最優先」と説明した。外間は10億円の根拠として2012年の予算に与那国島の自衛隊用地取得調査費用の名目で10億円が計上されていることを挙げ、島民は10億円全てが島に入ると思っており金額面で一切妥協は出来ないとした。政府側は、計上した予算10億円は調査費用を含めた総額であり、そのうち地代は1億円程度を見込んでいるとし、10億円の要求には国民への説明が果たせないので応じられないと回答した。これに対し、外間は「要求に見合わない額なら私は島民から『国賊』扱いされる。強い姿勢で交渉していきたい」と強調、現状提示の金額では基地の設置には応じられず交渉が決裂してもやむなしとした。これを受けて防衛省は他の島への基地建設の検討に入った。そのため迷惑料10億円は撤回するに至ったが、引き続き自衛隊側にはゴミ処理施設などの最大限の金銭的協力を求めていく立場は崩していない。
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