不調による成績低迷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:39 UTC 版)
「アリーナ・ザギトワ」の記事における「不調による成績低迷」の解説
2018-2019シーズンは、世界選手権の悪夢から約半年後のネーベルホルン杯から始動して総合238.43点と高得点で優勝した。GPヘルシンキのSPは、連続ジャンプの2つ目の3回転ループが単独ループになったり、FSでも1つ目の連続ジャンプが回転不足を取られるなど苦戦したが何とか優勝する。続くロステレコム杯も、FSで最後の3回転フリップが2回転フリップになるなど調子を取り戻せず、総合得点はGPヘルシンキより低い点数に留まった。SPのリードに助けられ連勝し、グランプリファイナルに駒を進めるが、その連覇を狙ったグランプリファイナルでは3回転アクセル装備で快進撃を続けていた紀平梨花とシニア初激突した。SPはノーミスを決め紀平に続く2位と逆転優勝を狙える位置についたが、FSは3回転ルッツからの3回転トーループが抜けてしまい点数を伸ばせず、紀平にさらに差を広げられ準優勝となった。ウォームアップ中にテレビのケーブルに引っかかって捻挫するアクシデントがあり、FSに影響したと思われる。続くロシア選手権でもSPはノーミスの演技を見せて首位で折り返すが、FSではジャンプの転倒や抜け、スパイラルが解けてしまうミスを連発し、同門の後輩ジュニア勢に次々と抜かされ総合5位まで沈んだが、2019年ヨーロッパフィギュアスケート選手権のロシア代表3人のうちの1人に選抜された。 連覇を目指した欧州選手権は、SPを首位で折り返すも回転不足を取られたり最後の3回転フリップの着氷で手が付きそうになるなど点数を伸ばせず、翌日のFSも連続ジャンプで抜けや転倒のミスを連発したほか、5本のジャンプで回転不足を取られ、格下で同じロシア代表のソフィア・サモドゥロワに逆転を許し銀メダルに終わった。
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