不自然な降下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 02:49 UTC 版)
「イースタン航空401便墜落事故」の記事における「不自然な降下」の解説
23時37分24秒、EA401便は緩やかに降下を始めた。その24秒後、西に変針するように進入管制から連絡が入る。EA401便はこれを了承して旋回し、同時に降下も止まった。この間の降下量は100フィート(約30メートル)だった。 機長と副操縦士は表示灯を直そうとしていたが成功しなかった。23時38分46秒、機長は進入管制官を呼び出し、ランプを取り付けられるか確認するため、もう少し西へ飛びたいと要請した。進入管制はこの要求を許可した。 23時38分56秒から、機長と副操縦士は表示灯の再取り付けについて議論を続けた。飛行機は、23時40分頃から再び高度を下げ始めた。23時40分38秒、副操縦士が話している最中に0.5秒間の警報音が鳴った。この警報音は、オートパイロットの設定高度から250フィート(約76メートル)外れたことを知らせるものだった。しかし、2人のパイロットはこの音に言及せず、高度の修正操作も行われなかった。 23時41分、床下に入っていた航空機関士が頭を出し、「見えない。真っ暗で小さな光を当てた程度では何もわからない」と報告した。ここで、コックピットに同乗していた整備技術者が脚格納室の照明の点灯方法についてパイロットと会話してから、航空機関士を手伝うため床下に入った。
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