下襲の色目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 04:17 UTC 版)
躑躅:表が白で裏が濃蘇芳(黒紅色)後に裏が黒。若年者や壮年者が通常用いたもの。 柳:表が白で裏が青(現在の緑色)。老年者が通常用いたもの。 紅梅:表が紅梅色(濃いピンク)で裏が蘇芳(濃い赤紫)。冬から春の中ごろまで着用でき、正月行事などに用いたもの。 松重:表が青(緑色)で裏が紫。天皇や皇族の供をする時や競馬などに用いたもの。 黄紅葉:表が黄で裏が蘇芳。九月から十一月まで着用でき、儀式や宴などの晴れの席に用いたもの。 菊:表が白で裏が蘇芳。十月から十一月まで着用でき、晴れの席に用いる。 裏山吹:表が黄で裏が紅。冬から春まで着用でき、御賀や行幸などに用いる。 桜:表が白で裏が葡萄染(ワインレッド)。春の間着用でき、晴れの席に用いた。 葡萄:表が蘇芳で裏が縹(水色)。冬から春まで着用し、春日行幸などの儀式に着用される。
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