下級裁判所における事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 00:07 UTC 版)
靖国神社参拝訴訟 大阪高裁判決 2005年9月30日 内閣総理大臣の靖国神社参拝への訴訟で賠償請求が棄却され、原告が敗訴したが、いわゆる「ねじれ判決」により、「参拝は違憲」とする判断を示した。(大阪高裁の靖国違憲判断が確定・大阪高裁、小泉首相の靖国参拝に違憲判断を参照。) なお、小泉首相参拝訴訟も参照のこと。 自衛隊イラク派遣訴訟 名古屋高裁判決 2008年4月17日 自衛隊のイラクでの活動に対する違憲の確認と派遣の差し止め及び損害賠償を求める訴訟について、原告敗訴としながら、いわゆる「ねじれ判決」により、「一部違憲」とする判断を示した。 判決を受けた翌日、記者からの質問に航空幕僚長(当時)の田母神俊雄が「そんなの関係ねえ」と発言。発言についての質問主意書が第169国会にて提出され、政府は、国側勝訴の判決とした上で、憲法九条に違反するとの判決理由の部分について「判決の結論を導くのに必要のない傍論にすぎず、政府としてこれに従う、従わないという問題は生じない」と考えている旨を答弁している。
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