三河戸田氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 04:22 UTC 版)
家紋は六星。松本藩主となる宗家は六星以外に徳川将軍家拝領紋である三つ葉葵が許されていた。大垣藩主の系統を引く一族は六星ではなく、九曜の紋を用いた。三河国渥美郡二連木城(愛知県豊橋市)や田原城(愛知県田原市)によった国人領主。 尾張国海部郡戸田(現・愛知県名古屋市中川区戸田一帯)によって戸田氏を称したという。朝倉川南岸の二連木城や渥美郡一帯を支配した。徳川氏の家臣に組み込まれた。戸田氏の嫡流は徳川家康の異父妹と婚姻して松平姓を授けられた松平康長以降、松平丹波守の称号を継承し、葵の紋所を許されるなど江戸幕府より厚遇され江戸十八松平のひとつとして数えられた。嫡流は主に松本藩(松本城参照。)を与えられている。支流には主に宇都宮藩として7万石を与えられていた光忠系、主に美濃国大垣藩主として美濃に10万石を許されていた一西系などがある。譜代大名としては6家が幕末に至った。そのほか旗本となった家や、甲府藩、水戸藩に仕えた者もいる。
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