三次元レーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:05 UTC 版)
「ターター・システム」の記事における「三次元レーダー」の解説
三次元対空捜索レーダーは、目標の捜索を行い、射撃指揮装置に射撃諸元を伝達するもので、ターター・システム搭載の防空艦において主要なセンサーとなる。アメリカ海軍のチャールズ・F・アダムズ級ミサイル駆逐艦や海上自衛隊の「あまつかぜ」など、もっとも初期の就役艦では、パラボラアンテナを使用するAN/SPS-39が使用されていた。 その後、改良型のAN/SPS-42を経て、プレーン・アンテナのAN/SPS-52に発展した。また、ターター・システムはもともと駆逐艦への搭載のために開発されたものではあるが、高性能ゆえに、のちには巡洋艦にも搭載された。巡洋艦においては余裕があるため、より大型・大出力のAN/SPS-48が搭載された。いずれもSバンドで動作し、探知距離は400km程度である。 なお、フランス海軍のカサール級駆逐艦においてはDRBJ-11Bが使用されているが、これはパッシヴ・フェーズド・アレイ・レーダーである。Sバンドで動作し、探知距離は190km程度と言われている。
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