三岐鉄道トラ500形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/12 03:22 UTC 版)
「国鉄トラ35000形貨車」の記事における「三岐鉄道トラ500形」の解説
トラ500形は、三岐鉄道が製造した国鉄トラ35000形の同形車である。1960年(昭和35年)11月に日本車輌製造および東洋電機製造・東洋工機で10両(トラ501 - トラ510)、1961年(昭和36年)8月に東洋電機製造・東洋工機で10両(トラ511 - トラ520)が製造された。三岐鉄道としては初の17トン積み無蓋車で、国鉄車と同様、「コトラ」を標記している。当時行われていた黒部ダム(黒部川第四発電所)建設工事用のセメント輸送のために製造されたもので、セメントばら積み時の飛散防止用シートをかけるため、鋼製の枠が妻板につけられているのが特徴である。1961年11月に大矢知駅で発生した事故で1両(トラ518)が廃車となり、残りも黒四輸送終了後の1971年(昭和46年)3月に廃車解体となった。
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