万俵鉄平(まんぴょう てっぺい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:55 UTC 版)
「華麗なる一族」の記事における「万俵鉄平(まんぴょう てっぺい)」の解説
大介の長男。東大卒。阪神特殊製鋼の専務で、叔母婿の社長にかわり、会社を実質的に運営している。正義感が非常に強い。帝国製鉄からの原料供給に頼る不安定さを克服するため、高炉建設を強硬に進めたが、アメリカの大手取引先が買収されたことによる契約キャンセル、折からの鉄鋼不況、工事中の爆発事故に加え、大介の策略により会社は倒産(会社更生法の申請)。管財人として乗り込んできたのはよりによって帝国製鉄の役員であった。さらに頭取と鉄平の個人的な関係から阪神特殊鋼に過剰な融資を続けていた大同銀行が経営不安に陥り、阪神銀行に飲み込まれるかたちで合併、それこそが父の狙いによるものと知り、絶望し雪山で猟銃自殺する。自分は祖父の敬介と母の寧子との子供ではないのかという猜疑心に時折苛まれていた。
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