万八楼酒合戦
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『兎園小説』十二集の大酒大食の会によれば、文化14年(1817年)3月23日、両国橋万屋八兵衛方万八楼で行われた。大食大飲会であるが、そのうちの酒組を記せば、 芝口の鯉屋利兵衛、30歳、3升入杯6杯半、その座に倒れ、「余程」の休息ののち、目をさまし、水を茶碗で17杯飲む。 明屋敷の者、3升入杯3杯半、少しの間倒れ、目をさまし、砂糖湯を茶碗で7杯飲む。 小田原町の堺屋忠蔵、68歳、3升入杯3杯。* 小石川春日町の天堀屋七右衛門、73歳、5升入丼鉢1杯、直に帰り、聖堂の土手に倒れ、明7時まで打臥す。 金杉の伊勢屋伝兵衛、47歳、3合入杯で27杯、飯3杯、茶9杯、じんくをおどる。 本所石原町の美濃屋儀兵衛、51歳、5升入杯11杯、五大力をうたい、茶を14杯飲む。 山の手士某(藩中之人とも)、63歳、1升入で4杯、東西の謡をうたい、一礼して直に帰る。
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