七面天女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 16:06 UTC 版)
七面大明神(しちめんだいみょうじん)は、七面天女とも呼ばれ日蓮宗系において法華経を守護するとされる女神。七面天女は当初、日蓮宗総本山である身延山久遠寺の守護神として信仰され、日蓮宗が広まるにつれ、法華経を守護する神として各地の日蓮宗寺院で祀られるようになった。その本地は、山梨県南巨摩郡早川町にある標高1982mの七面山山頂にある寺(敬慎院)に祀られている神で、吉祥天とも弁財天ともいわれる。伝説によると、日蓮の弟子の日朗と南部實長公が登山して、永仁5年(1297年)9月19日(旧暦)朝に七面大明神を勧請したと言われている。
- ^ 甲斐保勝協会編『甲斐勝景写真帳』「七面山敬慎院」昭和7年(1932年)発行、国立国会図書館蔵書、平成29年9月21日閲覧。
- ^ 七面山〜身延山周辺の地名、薬袋、管弦か島、経か島、等はこの伝説に関係したものとされている。
- ^ 身延山久遠寺のホームページ
- ^ 七面山奥之院のホームページ
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