一般的な応急手当との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 03:32 UTC 版)
「ウィルダネスファーストエイド」の記事における「一般的な応急手当との違い」の解説
ウィルダネスファーストエイドは、野外を現場としており、一般的な応急手当は都市を手当を行う現場と想定している。一般的な応急手当は、救急車が来るまでの数分間~数十分間での処置が行われ、概ね物資があり、人々のいる都市環境で発生する傷病へ施されるものである。一方、ウィルダネスファーストエイドは、事故傷病発生時から医療機関搬送まで数時間から一日単位を超える長い時間の管理を学ぶという違いがある。物資(応急用品)をできるだけ少なく使い、現場からの速やかな退避と患者搬送方法が重要になる。まとめると、都市での応急手当との明らかな違いは以下となる。 携行品と装備しているもの及び現場周辺の自然環境だけが、応急手当に利用できる。つまり、利用できる物資に限りがある。 道路がないため現場に急行できる手段は少ない。つまり、すぐに助けが来る環境ではない。 近くに人がいる可能性は少なく、通信手段の利用に難がある場合が多い。つまり、すぐに助けを呼べる環境ではない。
※この「一般的な応急手当との違い」の解説は、「ウィルダネスファーストエイド」の解説の一部です。
「一般的な応急手当との違い」を含む「ウィルダネスファーストエイド」の記事については、「ウィルダネスファーストエイド」の概要を参照ください。
- 一般的な応急手当との違いのページへのリンク