ヴィーナス誕生 (アルバム)とは? わかりやすく解説

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ヴィーナス誕生 (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 17:05 UTC 版)

『ヴィーナス誕生』
岡田有希子スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル アイドル歌謡曲テクノ歌謡
レーベル キャニオン・レコードLPCD
ポニーCT
プロデュース かしぶち哲郎
岡田有希子 アルバム 年表
十月の人魚
(1985年)
ヴィーナス誕生
(1986年)
『十月の人魚』収録のシングル
  1. くちびるNetwork
    リリース: 1986年1月29日
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ヴィーナス誕生』(ヴィーナスたんじょう)は、1986年3月21日にリリースされた、岡田有希子の4枚目のスタジオ・アルバム。同年4月8日岡田の急死により、最後のオリジナル・アルバムとなった。

概要

岡田の過去のアルバムでも楽曲提供していた、ムーンライダーズかしぶち哲郎サウンドプロデュースおよび、全曲の編曲を担当した[1]。なお、同年5月14日には、かしぶちが作詞作曲・編曲を手掛けたシングル花のイマージュ』が発売予定であったが、岡田の急死により発売中止となっている。

楽曲提供は従来のメンバーから大きく変わり、坂本龍一大貫妙子EPOといったムーンライダーズ人脈となった。かしぶち自身も楽曲提供をしている[2]。また演奏にも岡田徹白井良明矢口博康などムーンライダーズ関係者が参加し[2]1980年代に流行したテクノポップニュー・ウェイヴの影響を受けた「テクノ歌謡」的な曲調が強くなっている。また松田聖子が「Seiko」名義で2曲作詞し楽曲提供している[2]

前作『十月の人魚』よりもさらに「大人への転身」を進め、ジャケット写真はそれまでの「清楚で純真な美少女」路線から、タイトでセクシーな衣装に身を包み、上目遣いできわどい胸元もちらりと見せて、大胆なイメージチェンジを図ったものとなっている。

再発売

2015年9月16日にはポニーキャニオンから、UHQCD(Ultra High Quality CD、高音質CD)リマスター盤で再発売され[3]ボーナス・トラックとして「恋のエチュード」(シングル『くちびるNetworkB面曲)が追加[2]された。

これは岡田のアルバム再発売企画として、生前にリリースしたスタジオ・アルバムシンデレラ』『FAIRY』『十月の人魚』、新編集のアルバム未収録集『プレゼント』とともに、5枚同時に再発売されたものである[3]。過去にも岡田のベスト・アルバムCD-BOXは発売されてきたが、オリジナル・アルバム単位では初の再発売となり、それぞれボーナストラックとして、シングルB面曲が追加収録された[3]シングルレコードサイズの紙ジャケット仕様で、LPレコードジャケットデザインや、歌詞カードなども忠実に再現された。また同時に、ハイレゾ音源配信開始されている[3]

規格品番

規格品番は以下のとおり[4]

1986年盤
  • LP:C28A0480、CD:D32A0169、CT:28P6516
2015年版

収録曲

全編曲:かしぶち哲郎

  1. WONDER TRIP LOVER
  2. 愛... illusion
  3. ヴィーナス誕生
    • 作詞:前川由佳 作曲:木下伸司[注釈 1]
  4. Spring Accident
  5. 銀河のバカンス
  6. ジュピター
    • 作詞・作曲:かしぶち哲郎
  7. くちびるNetwork
    • 作詞:Seiko 作曲:坂本龍一
  8. 眠れぬ夜のAQUARIUS
  9. 水晶の家
    • 作詞:高橋修 作曲:かしぶち哲郎
  10. 愛のコロニー
    • 作詞・作曲:かしぶち哲郎

ボーナス・トラック (2015)

  1. 恋のエチュード
    • 作詞:かしぶち哲郎 作曲:飛澤宏元
    シングル『くちびるNetwork』B面曲。

脚注

注釈

  1. ^ a b 木下伸司と三井一正によるシンセポップデュオ「FANTI(ファンティ)」のメンバー[5]

出典

関連項目

外部リンク




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