ローマ帝国後期の建築活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 20:17 UTC 版)
「ローマ建築」の記事における「ローマ帝国後期の建築活動」の解説
後期のローマ帝国の情勢は、まず、皇帝の権力が帝政前期のものから変質 したことに現れている。また、蛮族の侵入による情勢不安はローマ軍団を肥大化させ、国家財政の逼迫により、徴税の強化をはかるため属州の再編成や官僚機構を整備させることとなった。4世紀以降は貧富の差が激しくなり、それまで都市の建築活動の担い手であった都市参事会をはじめとする都市の有力者の裾野を狭めることになった。加えて、彼らは都市の建設活動よりも官職によってその権威を競うようになり、裕福市民層からの寄付を失った都市の建築活動は衰弱していくことになる。
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