ロングトレリスの女王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:48 UTC 版)
「五日物語 -3つの王国と3人の女-」の記事における「ロングトレリスの女王」の解説
王の国葬から16年後、女王は成長したエリアスを溺愛していたが、エリアスは同じ日に生まれたジョナと親しくなっていた。ジョナはドラゴンの心臓を調理した処女が産んだ子供であり、エリアスと双子のように瓜二つの容姿をしていた。息子が自分の手から離れることを嫌った女王は、ジョナに二度と会わないように言い放つ。しかし、2人は聞き入れず、エリアスが王に即位した後は交互に入れ替わり王をやろうと話し合う。その中で、ジョナはエリアスに成り済まして女王に会ったことを話すが、その話を聞いた女王は激怒してジョナを殺そうとする。命拾いしたジョナは王宮を出ることを決意し、エリアスに別れを告げる。別れを惜しむエリアスに対し、ジョナは庭園の木の根元を切り、湧き出す水を指差して「この水が綺麗な状態である限り、自分は元気だ」と語り、王宮を後にする。 ジョナが王宮を去ってしばらく後、庭園のジョナの泉が血に染まっているのを発見したエリアスは、ジョナの身に危険が迫っていることを知り王宮を飛び出す。エリアスがいなくなったことを知った女王は錯乱するが、そこにネクロマンサーが再び現れる。女王はエリアスを探す力を求め、ネクロマンサーは願いを聞き入れる。一方、エリアスはジョナが暮らしていた町で彼の恋人や家族と出会い、彼が森に入ったまま戻っていないことを聞き出し、森に助けに向かう。崖下に落ちて怪我を負ったジョナを発見したエリアスは彼を助け出すが、そこに怪物が現れ2人は洞穴に逃げ込む。怪物は2人を追って洞穴に入ってくるが、エリアスによって刺殺される。2人が洞穴を抜け出した後、怪物は崩れ去り本来の姿を取り戻す。怪物の正体は、ネクロマンサーによって姿を変えられた女王だった。
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