ロキフェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 06:24 UTC 版)
武勲詩『ロキフェルの戦い』(フランス語版)のなかで、シャパリュに遭遇するのは、レヌアール (Rainouart) という騎士である。レヌアールは、そもそも異教徒だが、姉(?)のギボール(改宗前名オラブル)がギヨーム・ドランジュ (武勲詩)(フランス語版)の妻となったのをきっかけに、キリスト教に改宗した。妻と死別し息子とも別離し、その悲しみようが慰むべくもないレヌアールの元に、三人の妖精がやってきて、アーサー王の国アヴァロンに連れて行く。 アーサーが、レヌアールと戦うようにしむけるカパリュは、次のような不幸な生い立ちであった。リュタン(フランス語版)(妖精の一種)のグランガレは、フェー(妖精女)ブリュヌオル(?)にたいする恋覚めやらず、ついにオルコンの泉で行水中の彼女を無理やり犯してしまう。そして生まれたカパリュは美男子だったのだが、妖精女はその姿をみるたび辱めを思い出すので、これを醜い怪物の姿に変えてしまった。 この箇所ではカパリュは、目は赤く、「猫の頭と馬の胴体、グリフォンの爪(竜の足)と、獅子の尻尾、番犬ほどに鋭い歯」を持つとされている
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