レールデュタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:52 UTC 版)
レールデュタンは、1982年に北海道新冠町の錦岡牧場で生産された父マルゼンスキー、母ケイツナミの牝馬である。父マルゼンスキーは1974年に生産され、1976年の朝日杯3歳ステークスを大差で優勝。持込馬のためにクラシック参戦が叶わなかったが、8戦8勝の成績を残した。母ケイツナミは、マルゼンスキーと同じ1974年産である。1977年の毎日杯では、牝馬ながら、後にマルゼンスキーの出走できなかった皐月賞を優勝するハードバージに次ぐ2着となっていた。その他、同年桜花賞ではインターグロリアに後れを取る4着、翌1978年金杯(西)ではリニアクインに後れを取る3着となるなど、18戦2勝の成績を残していた。母系は、アメリカから1920年代に社台牧場が導入したソネラに始まるソネラ系に分類される。 レールデュタンは、京都馬主会に属していた馬主内田恵司が所有する。栗東トレーニングセンターの浅見国一厩舎から競走馬としてデビューした。中京競馬場芝2000メートルのぶっぽうそう特別(400万円以下)、テレビ愛知賞(1400万円以下)を勝利、1986年の京都牝馬特別(GIII)では5着となるなど22戦4勝の成績を残した。国一は「乗り味の良い馬だから、繁殖に残したい」と考え、内田を説得して北海道洞爺湖村のメジロ牧場にて繁殖牝馬としていた。内田から見れば「輿入れ」(井口民樹)する形となっていた。
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