レーザ掘削技術 Laser Drilling
レーザを使って岩石を破壊し掘削する技術をいう。レーザとは,「放射の誘導放出による光の増幅」(Light Amplification
by Stimulated Emission of Radiation)という意味の英語の頭文字を取ったもので,光子(電磁気的放射)における一形態のエネルギー変換の基礎的な装置で,化学エネルギーを光のエネルギーへと変換する。そして,強烈なレーザビームを集中させることにより,そのパワーで「岩石を砕く」,「溶かす」,または,「蒸発させる」ということが可能である。レーザを発振するためには,光共振器,レーザ物質,外からエネルギーを与えるポンピング装置等が必要である。 この技術を研究しているのは,主に米国ならびにロシアであり,且つ,本格的な研究の着手は最近のことである。天然ガス井の掘削と仕上げに関して,従来のロータリー式掘削法にとって代わる優れた利便性を有し,基礎的な研究からでも掘削への応用に対して効果があることが認められている。現在,米国に於いて官民一体になって高出力レーザの適用の研究が行われている段階である。今後の研究・開発動向が注目される。 |
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