レモンハート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/09/19 18:28 UTC 版)
レモンハート(英語:Lemon Hart)
- 1 レモンハートとは
- 2 レモンハートの概要
レモンハート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:15 UTC 版)
「バースデイ (鈴木光司の小説)」の記事における「レモンハート」の解説
『リング』シリーズの序章にあたり、貞子の恋人であった遠山博の視点で「劇団飛翔」時代の山村貞子を描く。 1990年11月、47歳の遠山博は、新聞社の記者吉野賢三から貞子との関係について、取材を受ける。24年前の1966年3月、音響効果係であった彼は、密かに新人の貞子と交際していた。だが、ある日、貞子が演出家の重森勇作を誘惑するのを目撃してしまう。猜疑心にかられた遠山は音効室で貞子を問い詰めるが、彼女に誘われ暗闇の中、肉体関係を結ぶ。その際の音声が録音されたカセットテープが偶然、劇団員の大久保ら4人に聞かれてしまい、その全員が不審な心臓の病気で死亡したことを遠山は吉野の口から知る(この時のことが原因なのか、その直後、なぜか貞子は劇団を辞めている)。自分の体に原因不明の失調を訴える遠山は、24年前と変わらない貞子の姿を薄れゆく意識の中、目撃し、彼女の膝で息絶える。
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レモンハート(登場人物)
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「バースデイ (鈴木光司の小説)」の記事における「レモンハート(登場人物)」の解説
遠山博(とおやま ひろし) 劇団飛翔の音響効果係で現在はとあるスタジオの音響効果係。かつては山村貞子の恋人で現在は結婚せず、複数の女性と肉体関係を持っていることを匂わせる生活をしている。現在は47歳。貞子のことを「貞ちゃん」と呼ぶ。吉野との話で音効室での貞子との性行為の声を聞いた大久保を含む同期生4人が謎の死を遂げたのを聞き、愕然とする。その後、街の路上で意識が朦朧とし始め、復活した貞子に抱かれるように死亡する。ちなみにタイトルのレモンは、貞子が彼に教えた音効室の中にあった謎の「臍の緒」の匂いであった。 吉野賢三(よしの けんぞう) M新聞社の記者。同僚の浅川和行の頼みで劇団飛翔での貞子のことを聞きだすため、遠山に接触する。遠山に音効室と大部屋で彼女との行為を録音したテープを聞いた大久保同期生森新一郎(もり しんいちろう)・高畑恵子(たかはた けいこ)・夕見まゆ(ゆうみ-)が謎の死を遂げたことを伝える。北嶋(きたじま)・飯野(いいの)・加藤恵子(かとう けいこ)の3人に連絡をとっており、北嶋から遠山のことを聞きだした。 大久保(おおくぼ) 劇団飛翔のスタッフ。貞子に密かな思いを寄せており、遠山への嫉妬や劇団での自分の立場の葛藤や屈折した思いからある事件を起こす。劇団員の物真似をカセットに録音する趣味があり、重森の物真似のテープを探して、例のテープを発見し、事件を起こす。その後、謎の死を遂げる。 重森勇作(しげもり ゆうさく) 劇団飛翔の演出家。劇団での権力があり、執拗に貞子に迫ったりしていた(実際には逆に彼女に弄ばれたりした)。千秋楽の打ち上げパーティに酔った勢いで貞子を襲うと宣言して彼女の部屋を訪れたらしく、その後、稽古場の椅子で眠るように謎の死亡(このことは『リング』でも僅かに触れられている)。 葉月愛子(はづき あいこ) 劇団飛翔の中堅女優。突然病気に倒れ、「黒い服の少女」の主役を降り、急遽山村貞子がその代役となる。映画版と違い、記述のみの僅かな登場。
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