レッドブル・テクノロジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:21 UTC 版)
「レッドブル・レーシング」の記事における「レッドブル・テクノロジー」の解説
レッドブル・テクノロジー(Red Bull Technology)は、レッドブル・レーシングの開発部門を法人格上分離した別会社。最高技術責任者(CTO)のエイドリアン・ニューウェイを始め開発部門の主だったスタッフの大半は名目上同社所属という扱いになっている。 これは元々コンコルド協定において、あるF1チームが開発したシャシーに関する設計情報などを他チームと共有することが認められないのに対し、F1チーム以外の企業が持つシャシー設計情報を複数のF1チームが利用することにはかつて制限がなかった、という一種の抜け道を利用することが狙いで、同チームと兄弟チームのトロ・ロッソはレッドブル・テクノロジーを介することでシャシー設計を事実上共有していた(実際スーパーアグリF1チームも、似たような手法でホンダF1のシャシー設計を流用していた)。2010年よりこのような抜け道的なシャシー設計の共有は明確に禁じられたため、トロ・ロッソは自社設計製造の「コンストラクター」化を余儀なくされた。 同社からレッドブル・レーシングやトロ・ロッソ(アルファタウリ)以外のF1チームへのパーツ供給も行っており、その第1弾として、2011年からはレッドブルと同じルノーエンジンを使用するチーム・ロータス(後のケータハムF1チーム)に対しギアボックスや油圧システム等を供給していた。
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