レチノイド反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 09:33 UTC 版)
レチノイド外用薬によるレチノイド皮膚炎とかレチノイド反応と呼ばれる副作用は、多いレチノイドに身体が慣れていない際に、乾燥や痒み、紅斑、皮が剥けるといった反応が起こることであり、このため徐々に使用量を増加させていく必要がある。アダパレン、レチノール、レチナールよりもトレチノインやタザロテンで起こりやすい。レチノイド反応が起きた場合、刺激の少ないレチノイドに変更したり、使用頻度を減らす。 デスモンド・フェルナンデスによれば、敏感な場合500IUに相当するビタミンAを2-3日に1度塗布するのが最適でそれでも反応があれば1時間後に洗い流すこともでき、あるいはビタミンAのサプリメントを使うこともでき段階的に慣らすことで最初敏感であっても高用量のビタミンAでも使用できるようになる。敏感な理由は、太陽光のダメージによってレチノイド受容体が減少しているためだと考えられる。ビタミンAとしての効力を表すには1グラムあたりの濃度を表すIUという国際単位がありIUの数値が同じであれば効力は同等であるが、%では物質ごとに違う効力の違いを表すことはできない。
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