レイアウトの構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 06:06 UTC 版)
「レイアウト (鉄道模型)」の記事における「レイアウトの構造」の解説
屋内に作られるレイアウトは、ベースボードともよばれる台枠の上に作られる。固定式レイアウトなどではプランにしたがって専用の台枠を木材を使って製作するが、小型や超小型レイアウトでは市販のレイアウト用ボードや写真用の木製パネル、板状の発泡スチロール、コルクボードなども使用される。この台枠の上に地形を作り、線路を敷設する。地形はプラスターと呼ばれる模型製作用に調整された石膏で作られるが、軽量化のために積み重ねた発泡スチロールを整形して表現する場合もある。台枠の裏側は線路や分岐器の切替え信号、ジオラマ照明の給電用ケーブルが配線される。簡易なものでは各鉄道模型メーカーの市販品や、大型のものではツイストペアケーブルを使い、コネクターで多数のケーブルを効率よく纏める方法もある。 線路や地形の配置(レイアウトプラン)や制作方法については、参考のための書籍も刊行されている。また鉄道模型シミュレーターなどのパソコンソフトを使ってレイアウトプランを印刷する方法もある。建物や草木は市販の製品を利用する場合も多いが、自作する場合もあり、鉄道模型雑誌には制作記事が掲載されている。 屋外に常設される庭園鉄道では、雨水や温度差などの気象条件や、走行する車輛の重量対策などの基礎が重要で、屋内用のレイアウトとは異なった技法が用いられることが多い。
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