ルールの変遷と振り逃げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:32 UTC 版)
詳細は「野球の歴史#ルールの変遷」を参照 野球の創生期においては、打者は投手に対し「高め」「真ん中」「低め」という投球の高さを指定することができ、投手は下手投げから打者に打ちやすい球を投げることが役目であった。 しかし「試合時間の短縮化」と「試合のスリリング化」を求めてルールは改定され、1858年、打者が打たなかった投球に対して「ストライク」が宣告されるようになる。また、3回ストライクが宣告されたら打者は必ず一塁に走るように変化していった。 そして、1880年に「第3ストライクの投球を捕手が直接捕球すれば、打者はアウトになる」とルールが改定された。即ち、「3回ストライクが宣告されたら打者は一塁に走る」というルールの中に、新たに「即アウト」の規定が盛り込まれたのである。即アウトの条件は「捕手が直接捕球すること」であるから、直接捕球できなかったらそれまで通り打者は一塁に走ることとなる。 こうして、三振・振り逃げのルールは確立されていった。今日では「三振した打者はアウトになる」という解釈のほうが一般的であるが、三振をもって打者をアウトとするルールの中には、「守備側がしっかりと球を捕ること」という精神がある。
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