ルネサンスとバロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 22:57 UTC 版)
「聖ヴィート大聖堂」の記事における「ルネサンスとバロック」の解説
次の世紀の間ずっと、大聖堂は作りかけの状態で建っていた。翼廊と大塔は完成したが、暫定的に壁でふさがれていた。側廊3本の身廊が建つはずの場所は木材屋根の建物になっていて、礼拝はクワイヤの内側からそこで別に開かれた。大聖堂の建設を続けようといくつかの試みがなされたが、ほとんどは失敗した。 15世紀後半になると、ウラースロー2世は偉大なルネサンス・ゴシックの建築家ベネディクト・リードに大聖堂の建設を引き継ぐよう依頼した。しかし始まってすぐに、資金不足のため作業は打ち切られた。大聖堂を完成させようとするその後の試みは、ルネサンスとバロックの要素をゴシックの建築に持ち込むばかりであった。もっとも顕著な例は南塔の尖塔と、北の翼廊にある大きなオルガンで、明らかにバロック様式を示している。
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