リーグ最高峰のディフェンダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:57 UTC 版)
「デイブ・ディバッシャー」の記事における「リーグ最高峰のディフェンダー」の解説
ニューヨーク・ニックスはウォルト・ベラミー、ディック・バーネット、ウィリス・リード、カジー・ラッセル、ウォルト・フレイジャー、ビル・ブラッドリーと後のニックスの黄金期を支える顔ぶれが少しずつ揃い始め、1950年代中盤から続いていた低迷期から抜け出しつつあった。そしてディバッシャーの加入がニックスに与えた影響は大きかった。好センターのウォルト・ベラミーはディバッシャーのトレードでデトロイトへ行ってしまったが、彼の放出でウィリス・リードはフォワードから本来のポジションであるセンターへとコンバートできた。また逞しい肉体と優れたリバウンドの才能を持つディバッシャーをパワーフォワードとして起用することで、機敏なシューターであるカジー・ラッセルやプロ2年目のフォワード、ビル・ブラッドリーを積極的に使うことが出来るようになった。 ディバッシャーは大都市ニューヨークでの成功を楽しんだ。彼は選手層の厚いニックスでもピストンズ時代と変わらない平均16.3得点11.7リバウンドをあげ、またこのシーズンから新設されたオールディフェンシブチームの初代1stチームに選ばれた。かねてからリーグ屈指のディフェンダーと評価されていたディバッシャーだが、この選出によって彼のディフェンスの才能はリーグのお墨付きとなった。彼はこの年から引退する年まで、6年連続で1stチームに選ばれ続ける。ディバッシャーの加入にレッド・ホルツマンのヘッドコーチ着任により、ニックスは勝ち星を大きく伸ばし、54勝28敗の成績を記録。プレーオフ初戦ではアール・モンロー、ウェス・アンセルド擁する上位シードのボルチモア・ブレッツを4戦全勝で降したが、デビジョン決勝ではボストン・セルティックスに敗れている。
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