ラオウとの決戦とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 00:35 UTC 版)
「トキ (北斗の拳)」の記事における「ラオウとの決戦とその後」の解説
病を背負った身体でラオウに挑むために、最終決戦では、自らの残命を縮めても生を呼び覚ます秘孔「刹活孔」を突くことで一時的に剛力を得る。こうして死を覚悟して、ラオウと同じ「剛の拳」で対抗し、「天翔百裂拳」でラオウに膝をつかせるまで追い詰めたが、「刹活孔」を突いて徐々に弱っていく拳では、ことごとくとどめを刺すに至らず、ラオウの涙と共に繰り出された拳により敗北した。 決着の後、ラオウはトキに拳を振り下ろすも、わざと狙いを外し、「拳王を目指した男トキは死んだ。此処にいるのはただの病と闘う男」と発言。トキの命までは奪わず、体をいたわるように告げ、その場を後にした。その後、トキは自身の村で医療活動に従事するが、「刹活孔」を突いた影響で、もはや余命も僅かで病の進行は著しいものがあり、村人達への医療活動にも支障をきたす状況だった。そこに追い討ちをかけるかの如く、天狼星のリュウガに襲われてしまう。しかし病んでなお眼力の高いトキは、リュウガの真意を読み取ると自ら甘んじて致命傷を受け、リュウガの居城へ連れて行かれる。トキは、危急の知らせを聞き駆けつけたケンシロウが、真の怒りを覚え、リュウガに対しとどめを刺さんとする刹那に現れると、ケンシロウに「哀しみを怒りにかえて生きよ」と諭し、彼に未来を託して、既に事切れたリュウガを腕に抱え、立ったまま息を引き取った。 死後、ラオウの前に幻影として現れるようになり、ラオウを論していた。
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