ライミイ(Limey)
ヘリックス種(Helix) 中型のハート型の葉が年間を通してライムカラーを保つ。 起源は不明。バターカップやラッセル・ゴールドなどと共に実生でこれらの品種を保持してきた記録がイギリスにあるという。 このことは日本との栽培環境の違いを示している。 種(seed)を得るには花を咲かせねばならない。それには地植えで5~7年育てることが必要だが日本は夏場が高温多湿で蒸れやすくカビの菌(糸状菌)による病気が起る。 地植えしたアイビーは花が咲く状態に到達する前に大方が枯死する。 運良く花を咲かせ実をつけても種の発芽率は5%以下だ。その発芽したものが生き残る可能性は更に少ない。1億円の宝くじに当たるようなものだ。 梅雨の大雨とそれに続く高温の夏がアイビーの強敵である。 日本以外の国々と同じように地植えでアイビーを育てることには無理がある。 ライミイの話に戻る。1900年代後半にグリーンと組合せるライム・カラーが国内には多くなかった。それで黄色斑を求める声が高まった。 しかし地植え出来る黄色斑は多くない。サンライズ、ライミイ、スターンテイラーなどがその需要に答え得るものだった。 これらは主に鉢植えで使うが塀や石垣に這わせることが出来る。地面に這わせるのは薦められない。 日本では一部の直立型のアイビー以外に直接地面に這わせられる品種はない。 (サンライズ、バターカップ参照) |
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