ライスボウルへの出場方法をめぐって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 15:42 UTC 版)
「甲子園ボウル」の記事における「ライスボウルへの出場方法をめぐって」の解説
前述の通り2008年シーズンまでの甲子園ボウルは関西・関東の両学生連盟所属校による対抗戦でありながら、学生選手権とほぼ等しいとされており、勝者は学生チャンピオンと認知されていた。そのため、ライスボウルが社会人チャンピオンと対戦する全日本選手権となった1983年以降、自動的に出場することとなっていた。その後選手権試合のオープン化が推進され2006年度より、東日本学生王者決定戦(シトロンボウル)の勝者・西日本学生王者決定戦(ウエスタンボウル)の勝者と併せて3チームから学生代表決定委員会が選定する形となり、一応は両連盟を除く各地域にも門戸を開いた形となった。 ただし、関西、関東両連盟の所属校と他の地域の連盟所属校の間には実力差がある。これはシトロンボウル・ウエスタンボウルへの関東・関西連盟からの各出場校はリーグ戦でも中位以下のチームが担っている事からも明らかである(2006年現在、ウエスタンボウルは8大学のリーグ戦中6位の大学が出場)。そのため、ボウルゲームとしての重みに違いがある。加えて学生代表決定委員会のメンバー、ならび大学の選定基準が不明である。結局、2006年度は甲子園ボウル優勝校である法政大学がライスボウルに出場した。 このような状況から、トーナメント方式の全日本選手権など学生日本一の決定プロセスに新たな枠組みを期待する声がかねてよりあり、これを踏まえ、前述のとおり、2009年シーズンから8連盟による全日本大学選手権に変更することが発表された。しかし、各リーグ戦運営日程への影響、出場各大学の移動費用その他の新たな運営負担、上記の実力の格差、所属連盟/リーグ編成の見直しの可能性など、解決すべき問題はなお多く残されている。
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