モータースポーツにおける対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:37 UTC 版)
「触媒ストレート」の記事における「モータースポーツにおける対応」の解説
モータースポーツでは、現在も触媒無しでの走行が容認されるケースがある。過酷な使用条件で触媒が早期劣化して発熱し、車両火災の原因となる可能性がある事、開催頻度や周辺環境から汚染範囲が限定される事、競技用コースに道路運送車両法の適用がない事などによる。排気系を触媒ストレートにする製品類は全て競技専用部品(保安基準適合外の製品)で、サーキットなどのクローズドコース専用である。 モータースポーツのイメージを悪化させないための対策として、ドイツツーリングカー選手権(DTM)などでは触媒の装着が義務づけられており、日本自動車連盟(JAF)でも2008年度の技術規則改正の中で、今後一定の移行期間を経て順次、公式競技に用いる改造量産車両に触媒の装着を義務づける方針を発表し、スーパー耐久(2008年より)やフォーミュラ・ニッポン(2009年より)などで実行している。ただし、こうした規則が設定されていない一部の草レースなどには適用されず、また、一部のレーシングカート(2サイクルエンジンを積んだもの)では構造的に触媒の装着が不可能なケースも存在する。
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