モータースポーツでの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 00:57 UTC 版)
「セミオートマチックトランスミッション」の記事における「モータースポーツでの利用」の解説
戦前からセミATを採用したレーシングカーは存在していたが、ロータス・76やアウディ・スポーツ・クワトロS1などで採用されたのみで、通常の3ペダルMTに比べると少数派であった。 しかし、フェラーリが1989年のF1でフェラーリ・640にセミATを投入して3勝の戦果を挙げてからは状況は一変。デビュー年は信頼性不足でリタイア多数だったものの、信頼性が確保されるとコックピット設計やシフトチェンジの迅速さ、シフトミスをしてもコンピューター制御によってオーバーレブが回避できる等のメリットから採用例が増え、現在フォーミュラカーやスポーツカーをはじめとするプロフェッショナルなレーシングカーでは、セミATが多数派となっている。 スタート時、停車時のみ手動でクラッチを操作する車両もある。その場合フットボックス(足下)にクラッチペダルが設けられているか、クラッチペダルが無く、ステアリングホイール裏にあるクラッチ用のパドルで操作する。
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