モータスクレイパー(motor scraper)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/10 01:57 UTC 版)
「スクレイパー」の記事における「モータスクレイパー(motor scraper)」の解説
原動機を搭載した自走式のスクレイパー。形状は多くの場合車体前部と後部が分割され、旋回時に屈折するアーティキュレート式であり、前後の車軸間に掘削・削り取り機構(エプロン、エッジ)・土溜め機構(ボウル)・排土機構(イジェクタ)を備える。前後部それぞれに原動機を搭載したツインエンジン(タンデムエンジン)式の機械と前部のみに原動機を搭載したシングルエンジン式の機械が存在し、前者の方が自力での掘削能力が高い。作業に対して掘削・削り取り能力が不足している場合は、2台のスクレイパーを連結したりブルドーザをプッシャ(押し進めの補助)として使用することもある。モータスクレイパーはホイール式(タイヤ式)であることが多く、被けん引式スクレイパーと比して走行速度が高いゆえに被けん引式スクレイパーよりも長距離の運搬に向いている。
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