モリモリモチ【モリモリモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10240号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | モリモリモチ よみ:モリモリモチ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 村松幸夫、斎藤稔、後藤和美、小林勉、大嶋由治、中原智司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」に「もちひかり」を交配して育成された固定品種であり、育成地(長野県下伊那郡高森町)における成熟期は中生の中、稈長は中、穂長はやや長、耐倒伏性はやや強の水稲、糯種である。草型は中間型、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや長、穂数及び粒着密度は中、穂軸の抽出度はやや短である。穎色は黄白、ふ先色は赤、芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小はやや大、粒色は白、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の中、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+である。「モチミノリ」と比較して、穎色が黄白であること、ふ先色が赤であること等で、「もちひかり」と比較して、精玄米千粒重が大きいこと、出穂期及び成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に長野県南信農業試験場(下伊那郡高森町)において、「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」に「もちひかり」を交配し、平成3年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後系統育種法により、固定を図りながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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