メモリスイッチ
メモリスイッチとは、NECのPC-9800シリーズが備えていた、コンピューターの機能を設定するためのソフトウェア的なスイッチのことである。システムのハードウエアに関する設定を行うもので、ハードディスクを起動用ディスクにするか否か、あるいはRS-232Cの通信速度をいくらにするか、といった設定ができる。物理的に備わるハードウェアスイッチの対概念となる。
メモリスイッチは、電源を切っても内容が消えない(不揮発性の)メモリに記録される。ヘルプキーと電源ボタンを同時に押して起動すれば、設定モードに入ることができる。なお、DOS/V機(PC/AT互換機)も同様の機能を備えている。
後にコンピューターの機能が豊富になると、スイッチの数が増えて複雑になったり設定ミスを招きやすくなったりしたため、画面上で機能を表示し、一々確認しながら設定を行えるものが増えた。
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