ミゾホオズキとは? わかりやすく解説

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みぞ‐ほおずき〔‐ほほづき〕【溝酸漿】

読み方:みぞほおずき

ハエドクソウ科多年草山野水辺生え、高さ1030センチ対生し、卵形。夏、黄色い花を開く。実はホオズキのように袋状に大きくなった(がく)に包まれる


溝酸漿

読み方:ミゾホオズキ(mizohoozuki)

ゴマノハグサ科多年草園芸植物


溝酸漿

読み方:ミゾホオズキ(mizohoozuki)

ゴマノハグサ科多年草園芸植物

学名 Mimulus nepalensis var.japonicus


ミゾホオズキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 02:45 UTC 版)

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ミゾホオズキ
福島県会津地方 2013年8月
分類APGIII
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: ハエドクソウ科 Phrymaceae
: ミゾホオズキ属 Mimulus
: ミゾホオズキ M. nepalensis
学名
Mimulus nepalensis Benth.[1]
シノニム
  • 本文記載
和名
ミゾホオズキ(溝酸漿)

ミゾホオズキ(溝酸漿、学名:Mimulus nepalensis )は、ハエドクソウ科APG分類体系[2][3]ミゾホオズキ属多年草

旧分類ではゴマノハグサ科に含められていた[4][5]

特徴

全体に柔らかく、毛はない。は枝分かれて広がり、斜上して長さは10-30cmになる。茎は4角になり、茎の下部の節からは白いひげを出す。は卵形または楕円形で対生し、上部のものは無柄、下部のものは短い葉柄をもち、葉身は長さ1-4cm、幅0.5-2cm、先はとがり、縁に少数の鋸歯がある[4][5][3]

花期は6-8月。上部の葉腋から花柄を出して1花をつける。花柄は細長く、長さは1.1-2cmになる。は緑色で、楕円体の筒状になり、基部から先に走る5本の稜があり、稜には狭い翼ができ、先端は切形の5個の突起状の裂片になり、軟毛が生える。花冠は黄色で、長さ10-15mmになり、萼よりはやや長く、筒状の唇形になり、先端は5裂する。雄蕊は4個あり、下側2本は長く、上側2本は短い。果実は長楕円形の蒴果で、袋状に大きくなった萼に包まれ、多数の種子が入る[4][5][3]

分布と生育環境

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、山野の水湿地、湧水のほとり、溝などに生育する[4][5][3]。国外では、朝鮮、中国、ヒマラヤに分布する[5]

ミゾホオズキの名は、「溝酸漿」の意味で、溝辺に生え、萼に包まれた果実のようすが、ナス科ホオズキ(酸漿)に似ていることからつけられた[4][5][3]

シノニム

  • Mimulus inflatus (Miq.) Nakai
  • Mimulus nepalensis Benth. var. japonicus (Miq.) Miq. ex Maxim.
  • Mimulus tenellus Bunge var. nepalensis (Benth.) P.C.Tsoong ex H.P.Yang

ギャラリー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ ミゾホオズキ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ 大場『植物分類表』p.212
  3. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.453
  4. ^ a b c d e 『日本の野生植物草本III合弁花類p.103
  5. ^ a b c d e f 『新牧野日本植物圖鑑』p.672

参考文献

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本III合弁花類』、1981年、平凡社
  • 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
  • 大場秀章編著『植物分類表(初版第3刷訂正入)』、2011年、アボック社
  • 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)




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