ミソガワソウとは? わかりやすく解説

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みそがわ‐そう〔みそがはサウ〕【味×噌川草】

読み方:みそがわそう

シソ科多年草深山河原などに群生し、高さ6090センチ四角柱枝分かれせずは狭卵形対生する夏から秋紫色の唇形の花をつけ、穂状をなす。木曽川源流味噌川に多いところからの名。


味噌川草

読み方:ミソガワソウ(misogawasou)

シソ科多年草高山植物

学名 Nepeta subsessilis


ミソガワソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 08:47 UTC 版)

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ミソガワソウ
岩手県早池峰山 2014年8月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: イヌハッカ属 Nepeta
: ミソガワソウ N. subsessilis
学名
Nepeta subsessilis Maxim.[1]
シノニム
  • Nepeta subsessilis Maxim. var. yesoensis Franch. et Sav.[2]
  • Nepeta yesoensis (Franch. et Sav.) Probat.[3]
和名
ミソガワソウ(味噌川草)[4][5]

ミソガワソウ(味噌川草、学名:Nepeta subsessilis )は、シソ科イヌハッカ属多年草[4][5][6][7]

特徴

は四角形で、枝分かれしないで直立し、高さは50-100cmになり、細毛が生える。は対生し、長さ2-10mmの短い葉柄があり、葉身は広卵形から広披針形で、長さ6-14cm、幅2.5-8cmになる。葉先は細くとがり、縁には鈍い鋸歯があり、葉の両面にまばらに細かい毛が生える[4][5][6][7]。葉をもむと独特の臭気がする[7]

花期は7-8月。茎の上部の葉腋ごとに数個のをつける。は緑色の筒形で、長さは8-10mmになり、5裂して裂片は線状披針形になり、先が鋭くとがる。花冠は紫色で、長さ25-30mmになり、唇形で筒部が長くふくらみ、上唇は浅く2裂し、下唇は3裂して中央裂片に紫色の斑点がある。雄蕊は4個あり、上側の2個が長い。果実は4個の分果で、やや扁平な3稜形になり、分果の長さは約2.8mmになる[4][5][6][7]

分布と生育環境

日本固有種[8]。北海道、本州の中部地方以北・奈良県、四国の石鎚山に分布し、亜高山帯の草地や深山の渓流沿いなどに生育する[4][5][6][7]。群生することが多い[5]

名前の由来

味噌川草の意味で、木曽川の源流部である長野県の味噌川に由来する[5][6][7]。種小名の subsessilis は、「無柄に近い」の意味[7]

ギャラリー

下位分類

  • シロバナエゾミソガワソウ Nepeta subsessilis Maxim. f. albiflora Tatew. [9] - 白花品種

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ ミソガワソウ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ ミソガワソウ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ ミソガワソウ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  4. ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』p.122
  5. ^ a b c d e f g 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.422
  6. ^ a b c d e 『日本の野生植物草本III合弁花類』p.88
  7. ^ a b c d e f g 『新牧野日本植物圖鑑』p.640,p.1349
  8. ^ Nepeta subsessilis, Royal Botanic Gardens, Kew
  9. ^ シロバナエゾミソガワソウ「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)

参考文献




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