ミスミソウとは? わかりやすく解説

みすみ‐そう〔‐サウ〕【三角草】

読み方:みすみそう

キンポウゲ科多年草山地日陰生え、高さ5〜10センチ根元から出て柄が長く葉身三つ裂けていてスハマソウに似るが、先端はとがる早春白い花びら状の(がく)をもつ花を開く。ゆきわりそう


三角草

読み方:サンカクソウ(sankakusou), ミスミグサ(misumigusa), ミスミソウ(misumisou)

キンポウゲ科多年草


三角草

読み方:サンカクソウ(sankakusou), ミスミグサ(misumigusa), ミスミソウ(misumisou)

スハマソウ別称
キンポウゲ科多年草

学名 Hepatica nobilis var.japonica f.variegata


三角草

読み方:ミスミソウ(misumisou)

洲浜草似てのとがりが多い種類のもの

季節

分類 植物


ミスミソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/25 09:01 UTC 版)

ミスミソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: ミスミソウ属 Hepatica
: ミスミソウ H. nobilis Schreb.
学名
Hepatica nobilis
和名
ミスミソウ(三角草)
英名
kidneywort
liverwort

ミスミソウ(三角草、学名:Hepatica nobilis)とは、キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草。学名の「Hepatica」のギリシャ語の語源は肝臓で、3つに分かれた葉の形、肝臓に似ていることからこの名がついた[1]の下でも常緑であることからユキワリソウ(雪割草)の名でも知られる。イチリンソウ属Anemone hepatica L.とされることもある。

特徴

北半球温帯に自生し、日本では本州中部以西から九州にかけて分布する多年草。落葉樹林の林床や崖などに生育し、石灰岩地域に多い。葉は常緑であり、雪の下でも緑を保っている。雪の積もりにくい急傾斜地で冬越しすることは、常緑の植物としては、有利であるはず。根出葉は三裂し、裂片の形が三角形で先端は鈍頭のものをミスミソウ、円頭になるものをスハマソウとするが、中間形もあって区別しにくいこともある。3月の終わり頃から4月にかけ、地下茎から高さ10~15cmの花茎を出し、頂端に1つの花を咲かせる。顎片のように見えるのは茎葉であり、花弁のように見えるのが顎片であって、花弁はない。花弁のように見える顎片の数は6~10と変異があり、色は大平洋側では白色であるが、日本海側、ヨーロッパでは薄く青・紫・赤などを帯びるものがあり、美しい。山間地に多く生育する。葉は常緑で三角形に近く三つに分かれている。 花弁のように見えるのは6から8個の萼片で、色は白、紫、ピンク色などがあり、雄蕊の色も同様で、その組み合わせは多様である。
栽培も盛んで、八重咲きや覆輪花の品種も作出されている。

薬用

中世ヨーロッパでは、葉の形が肝臓を連想させることから肝臓の病気の治療に用いられた。現在ではにきび気管支炎痛風などの治療に用いられることがある。

主な変種

  • オオミスミソウ
  • スハマソウ など

脚注

  1. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、8頁。 

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