マーベラス・マーブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/30 05:06 UTC 版)
「マーブ・スロンベリー」の記事における「マーベラス・マーブ」の解説
マーブはマーベラス・マーブと呼ばれ、多くのユーモラスな逸話で知られている。そのほとんどは後世の創作とも言われているが、今なおメッツの伝説として残っている。 有名な逸話では、次のようなものがある。1962年6月17日、試合の守備でやらかしをしてしまったマーブはその後の打席で三塁打を打って大興奮した。しかし二塁ベースを踏んでいないといわれてボールが二塁に送られてアウトになった。これには監督のケーシー・ステンゲルも激怒し、「いくら奴がバカだからってベースを踏み忘れるはずはないだろう」と審判に猛抗議した。すると審判は悲しそうに「すまないなステンゲル、奴は一塁ベースも踏んでないんだ」と言い、この言葉にステンゲルは引き上げた。そしてマーブの次の打者がホームランを打ったものの、ステンゲルはそのバッターの後ろをついていき、いちいちベースを踏んだか確認したという。また、試合は8対7で負けたため、結果としてマーブのミスはかなり高くついた。 もうひとつの有名な逸話は、メッツの選手たちが催したステンゲルの誕生パーティーの話である。パーティーのためにバースデーケーキが用意され、出席者たちにふるまわれたが、マーブにはなぜかケーキが与えられなかった。 このことについてマーブが不満を言うと、ステンゲルは「ケーキをやったら落とすと思った」と答えたというものである。
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