マンハッタン最初の幹線、1932年
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「インディペンデント・サブウェイ・システム」の記事における「マンハッタン最初の幹線、1932年」の解説
1932年9月10日、IND8番街線が207丁目駅からチェンバース・ストリート駅まで開通し、INDが創業した。1933年2月にはクランベリー・ストリートトンネルが開通し、8番街線もチェンバース・ストリートからボロー・ホール駅まで開通した。北側では、ブロンクス区において1933年7月1日にINDコンコース線が205丁目駅から145丁目駅まで開通した。INDが開業した時点では、IRTは地下鉄用車両2,281両、高架鉄道用車両1,694両、BMTは2,472両を有していたが、INDはかなり少ない300両しか有していなかった。 新設されたIND8番街線の建設には、100万立方ヤード(約76万5000立方メートル)に及ぶコンクリートと、15万米トン(約14万メートルトン)の鋼鉄が使用された。新線の道床は、30年間保つとされていた。路線の開業時点では、INDの他の路線網は建設中であり、その中には5本の水底トンネルもあった。 クランベリー・ストリート・トンネル、全長8,487フィート (2,587 m) ラトガース・ストリート・トンネル、全長5,479フィート (1,670 m) 53丁目トンネル、全長5,589フィート (1,704 m) コンコース・トンネル、全長5,397フィート (1,645 m) グリーンポイント・チューブ、全長4,790フィート (1,460 m) IND8番街線開業の初日には、ニューヨーク北部の一部の駅で、自動改札機(ターンスタイル)のトークン投入口をチューインガムか何かで塞いでしまうといった、ヴァンダリズム行為が行われた。IND開業の2か月後には、96丁目駅と103丁目駅の、95丁目、97丁目、105丁目への3か所の出口が盗難問題によって撤去された。
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