マングローブオオトカゲとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マングローブオオトカゲの意味・解説 

マングローブオオトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/13 02:58 UTC 版)

マングローブオオトカゲ
マングローブオオトカゲ Varanus indicus
保全状況評価
ワシントン条約附属書II
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : オオトカゲ下目 Platynota
: オオトカゲ科 Varanidae
: オオトカゲ属 Varanus
亜属 : マングローブオオトカゲ亜属
Euprepiosaurus
: マングローブオオトカゲ
V. indicus
学名
Varanus indicus
(Daudin, 1802)
和名
マングローブオオトカゲ
英名
Mangrove monitor

マングローブオオトカゲVaranus indicus)は、爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ。別名マングローブモニター

分布

種小名indicusは「インドの」の意だが、インド共和国には分布していない。

アメリカ合衆国グアム島に移入)、インドネシアニューギニア島モルッカ諸島)、オーストラリア北東部、ソロモン諸島パプアニューギニア(ニューギニア島、ビスマルク諸島)、パラオマーシャル諸島ミクロネシア連邦

形態

全長120cmだが地域によっても異なり、飼育下では160cmを越える個体も確認されている。色は黒く、背面には白や黄色の斑点が点在する。

四肢は長く、指には鉤状になった爪がある。尾は縦に扁平で、水中では尾を使い泳ぐこともできる。

分布域が広くまたそれら全てが島嶼のため、体色や斑紋、全長、体形の地域変異が大きい。本種の地域個体群から独立種となった種も多い。また現在も本種の中には未だ記載されていない種や亜種を内包されていると考えられている。(島嶼における変異に関しては固有種メカニズムの欄参照)

生態

和名や英名の通りマングローブ林を始めとした水辺や海岸にある森林に生息する。水に入ることも好み泳ぎも上手い。

食性は動物食で、昆虫類節足動物甲殻類貝類魚類、爬虫類やその卵、小型鳥類やその卵、小型哺乳類等を食べる。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

本種はペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。

性質は臆病で、飼育にあたっては高さのある大型のケージが必要になる。しかし飼育そのものは難しくないようで、中型オオトカゲの中では飼育入門種として紹介されることもある。地域変異が豊富なことから(おそらくまだ記載されていない種や亜種を含む)産地名がついて販売されたり、地域別に飼育されることもある。

関連項目

 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マングローブオオトカゲ」の関連用語

マングローブオオトカゲのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マングローブオオトカゲのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマングローブオオトカゲ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS