マレガ・プロジェクト
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「マリオ・マレガ」の記事における「マレガ・プロジェクト」の解説
マレガが戦前に大分県で収集し、戦後バチカンに送った史料群(マレガ・コレクション)は、長年所在不明となっていた。そして、2011年のバチカン図書館の再整備の折に発見された。コレクション発見後、バチカン図書館から日本へ調査協力の依頼があり、2013年、バチカン図書館と人間文化研究機構が、この史料群の調査協力についての協定を締結した。マレガ文書の調査・整理・保存・デジタル化を目的とした「マレガ・プロジェクト」が発足。日本側は、人間文化研究機構、国文学研究資料館、大分県立先哲史料館、国立歴史民俗博物館、東京大学史料編纂所が参加し、共同研究が行われた。 教皇フランシスコは、禁教下に信仰を守り伝えた日本の潜伏キリシタンを讃え、2015年9月、ローマで開催された「マレガ・コレクション」のシンポジウムにあたり「共同研究により、17世紀初頭の日本におけるキリスト教徒共同体の迫害に関して理解が深まるだけでなく、迫害が社会にどのような影響を与えたのかが明らかになるよう望む」とメッセージを寄せた。 2021年、データベース化された史料は、オンラインで一般公開された。
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