マドリガーレとは? わかりやすく解説

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マドリガーレ【(イタリア)madrigale】

読み方:まどりがーれ

マドリガル」に同じ。


リスト:マドリガーレ

英語表記/番号出版情報
リスト:マドリガーレS.171a R.[12]作曲年1844年 

マドリガーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 16:50 UTC 版)

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マドリガーレ(madrigale)は、イタリア発祥の歌曲形式の名称。マドリガーレには、時代も形式も異なる2種類の物がある。

  1. 中世マドリガーレ(14世紀マドリガーレ)
  2. ルネサンス・マドリガーレ

中世マドリガーレはすぐに廃れてしまったため、一般にはマドリガーレというと後者を指す。どちらもペトラルカボッカチオの詩から題材を得ることが多かったために、ルネサンス期の楽譜出版者が同じ名前を付けたという説がある。

中世マドリガーレ

14世紀初頭のトレチェント音楽初期に、北イタリアロンバルディア地方の宮廷で演奏された、イタリア最初の多声歌曲。3つの詩句でできた詩節が、間にリフレインされる詩句(リトルネッロ)を挟んで幾つか連なる。堅苦しい形式で感情表現が難しいために、この流行はすぐにバッラータに取って代わられ、以来この形式が復活することはなかった。

代表的な作曲家にヤコポ・ダ・ボローニャが挙げられる。

ルネサンス・マドリガーレ

16世紀初頭、フロットラの流行の中から突如現れた形式。詩節がなくリフレインもない自由詩を用い、テキストの抑揚に合わせてメロディーが作られた。感情表現を豊かにするためにポリフォニーモテットの様式、模倣対位法、半音階法、二重合唱法などあらゆる音楽形式が採られ、多くの作曲家が作品を作った。

17世紀に入ってカンタータに取って代わられたが、その後も幾人かの作曲家がこの形式の作品を残している。

代表的な作曲家としては、初期のアドリアン・ヴィラールト、中期のチプリアーノ・デ・ローレ、後期のカルロ・ジェズアルドルーカ・マレンツィオクラウディオ・モンテヴェルディが挙げられる。

派生

関連項目


マドリガーレ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 21:32 UTC 版)

オルランド・ディ・ラッソ」の記事における「マドリガーレ」の解説

多くローマ滞在中に作曲された。このジャンルにおいてラッソ様式明晰かつ簡潔で、たやすく覚えられるような旋律使われている。頻繁に悲しいかな 'lasso' 」という歌詞を“署名”に用い、しかもしばしばそこにイ音ト音音列(すなわちラ-ソ)を割り当てている。真摯なマドリガーレにおけるペトラルカの詩から、愉快なカンツォネッタの、至って他愛もない韻文まで、詩人選択幅広いラッソはしばしばマドリガーレの連作好んだ例えば《5声のためのマドリガーレ 第4巻》は、ペトラルカ六行六連詩始まり2部構成ソネットいくつか続き最後にもう一つ六行六連詩結ばれる。したがって付属楽章をもったマドリガーレの連続体としてこの曲集は響くのである

※この「マドリガーレ」の解説は、「オルランド・ディ・ラッソ」の解説の一部です。
「マドリガーレ」を含む「オルランド・ディ・ラッソ」の記事については、「オルランド・ディ・ラッソ」の概要を参照ください。

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