マザーズ(まざーず)
ベンチャー企業に向けては資金調達の場として、投資家に向けてはハイリスク・ハイリターンの投資物件を選択する場として提供するのがマザーズ創設の目的である。
マザーズは、既存の東証一部、東証二部に並立する株式市場として位置付けられている。従来の株式市場が、上場企業に対して設立後経過年数や利益の額など安定性を要求するのに対して、マザーズでは将来の成長性を重視するのが特徴である。赤字経営の企業でも、将来性が十分に見込める場合にはマザーズに上場することが可能である。
また、投資家が常に企業情報を把握できるように、上場企業には会社説明会を開くなどディスクロージャー(情報公開)が義務付けられている。マザーズ上場企業は、経営業績などの透明性が確保されることになる。
マザーズ (Mothers) は、Market Of The High-growth and EmeRging Stocks(高成長・新興株式市場)の頭文字を取って名付けられた。成長性が期待される企業を対象にする市場であることと、投資家が新興企業を育てる母親であるとの意味も込められている。
(2000.01.18更新)
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