マザラン派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 14:28 UTC 版)
ダルタニャン ガスコーニュ地方、タルブ生まれの40歳。『三銃士』の最後でリシュリュー枢機卿から銃士隊副隊長の位を授かってから、その職を務め続ける。マザラン派(とは言っても、銃士隊副隊長の職務として王室に忠誠を誓っているのであり、個人的にはマザランを「ピッシーナの大泥棒」とこき下ろしたりしている)。実在の人物。 ポルトス・デュ・ヴァロン・ド・ブラシュー・ド・ピエールフォン かつての三銃士の一人。銃士隊を除隊後に金持ちの未亡人と結婚する。その未亡人も今はなく、広い土地と年金4万リーブルもの収入を相続する。爵位がないのを気にして、手柄を立てて男爵の位をもらおうと、マザラン派に就く。ムースクトン ポルトスの従者。本名はボニファス。ポルトスに付き従っている。ポルトスが金持ちになったため、ムースクトンも出世し、領民から尊敬される人物になっている。 ジュール・マザラン 太后アンヌの愛人にして、枢機卿。フランスの全実権を握る。元はイタリア人だが、帰化してフランス人になる。権勢を振るい、貴族と対立している。極度の吝嗇家。ダルタニャンと三銃士を懐柔し、仲間を増やそうとする。 アンヌ・ドートリッシュ フランス太后。幼い国王ルイ14世の摂政も務めるが、マザランのいいなりになっている。『三銃士』から浮気性なのは変わらず、マザランを愛人にしている。 ルイ14世 フランス国王。まだ幼く、母アンヌと枢機卿マザランに実権を握られている。
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