マクダンカン一家(MacDuncan clan)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 00:20 UTC 版)
「ファオランの冒険」の記事における「マクダンカン一家(MacDuncan clan)」の解説
最果ての地をなわばりとする部族の一つ。かつてはマクダンカン一家の出身者しか「聖ウルフ」になれなかった。 ダンカン・マクダンカン(Duncan MacDuncan) マクダンカン一家の首領。近隣の群れでは最長老。 ファオランに骨ウルフとしての優れた素質を見抜き、彼に聖ウルフの候補として名乗り出ることを薦める。 リアム・マクダンカン(Liam MacDuncan) ダンカン・マクダンカンの一人息子。ダンカン亡き後、マクダンカン一家の首領となる。 シバーン(Shibaan) マクダンカン一家の子取り。部族の掟に従い、呪われた子とみなしたファオランを川に捨てた。 感情を押し殺し粛々と務めを果たしてきたが、自らが捨てた呪われた子たちを生涯忘れることはなかった。 マイリー(Mhairie) 若く優秀なメスオオカミ。オオカミの社会になじめないファオランを厳しく叱責するが、彼が無実の罪を着せられた際には、姉のディアリー(Deariea)とともに弁護している。 ディアリー(Dearlea) マイリーの姉。第六巻からは調べの導者として活躍するが、調べの導者にはそれ以前から憧れていた。 ヒープ(Heep) 生まれつき尾がない骨ウルフ。慇懃無礼な物言いと卑屈な態度から、群れのオオカミたちに軽蔑されている。 自分よりも優れた才能を持っているファオランを妬み、彼に「呪われた子殺し」の濡れ衣を着せるが、サークとグウィネスがファオランの無実を証明したことで、群れを追放された。 キャラクターの原型は、チャールズ・ディケンズの長編小説『デイヴィッド・コパフィールド』に登場するユライア・ヒープ。 ウィスラー(Whistler) 喉に障害を持つ骨ウルフ。押し殺した笛のような声から、「ウィスラー」(口笛吹き)と呼ばれている。 同じ境遇のファオランには好意的に接している。後にファオラン、ヒープとともに聖ウルフの候補者として推挙される。
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