マカカ発言事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:33 UTC 版)
「ジョージ・アレン (政治家)」の記事における「マカカ発言事件」の解説
2008年アメリカ合衆国大統領選挙における共和党の有力大統領候補の一人に挙げられており、保守派の支持を集められるという点で大本命との見方も多かった。そこで上院議員再選は確実・大統領選挙への通過点に過ぎないとの見方が大勢だったが、2006年8月に上院議員選挙における民主党の対立候補ジム・ウェッブ陣営のボランティアとして演説会場に潜入しビデオ撮影していたインド系アメリカ人の青年S・R・シダースを指差し「マカカ」(Macaca)と呼んだ場面の映像が、動画共有サービスにアップロードされると状況は一変した。マカカはアカゲザル属の学名だが、フランス人入植者により北アフリカ植民地の現地人の蔑称とされた歴史がある。アレンは世論の激しい非難を浴び、同年11月に行われた中間選挙では、ウェッブと最後まで大接戦を演じた末に落選した。その後2008年アメリカ合衆国大統領選挙への出馬を断念し、同選挙ではジョン・マケイン上院議員を支持した。
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