マイ・グランドマザーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 18:00 UTC 版)
「やなぎみわ」の記事における「マイ・グランドマザーズ」の解説
マイ・グランドマザーズは、やなぎみわの二作目である。このシリーズは、14歳から20歳までの若い女性の認識と、彼女たちが50年後に自身がどうなっていると考えているかをフォーカスしている。やなぎみわは、インタビューの答えが気に入って触発されると、モデルを使って映像化する。エレベーターガールシリーズの何人かもこのモデルをつとめている。やなぎみわはインタビュー中、現実の人生経験が足りていないと感じた人物は除外している。やなぎみわは、若者は自身の可能性を制限していて、年齢制限を解除すれば、欲望や願いを表現できると確信している。それは現時点で若い女性が感じている窮屈は、50年後の自由度と密接に関係している。インタビューが終わるとドローイングが作られ、その光景を写真に撮影し、紙に落とし込む。写真はPCで編集され、少女のアイディアとやなぎみわのシュールな夢が混ざり合う。それは、悲しいものから楽しいものまで様々な感情だ。みえという少女は、≪MIE≫(2000)という作品の中で、50歳の頃は地殻変動の時代で、空虚な風景を見渡して孤独であると想像している。ゆかという少女は、《YUKA》2000という作品の中で、誰にも世話にならずアメリカの海岸沿いを愛人と暮らすという夢を描いている。インタビューと写真に基づいたそれぞれの韻文が写真には添えられている。
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