ポーランド国民政府とは? わかりやすく解説

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ポーランド国民政府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/09 02:48 UTC 版)

国民政府
Rząd Narodowy (ポーランド語)

1863年 - 1864年
国旗 国章
国の標語: Si Deus Nobiscum quis contra nos(ラテン語)
もし神が我々と共にあるならば、誰が我々に敵対し得ようか

1月蜂起時に国民政府が主張した領土
公用語 ポーランド語
ベラルーシ語
ウクライナ語
リトアニア語
宗教 カトリック教会
ベラルーシ・ギリシャ・カトリック教会
ウクライナ東方カトリック教会
ビザンツ・カトリック教会
首都 ワルシャワ
国民政府議長
1863年1月21日 - 1863年2月17日 ステファン・ボブロウスキー(初代)
1864年4月20日 - 1864年10月 ブロニスワフ・ブレジンスキー(最後)
変遷
1863年1月22日 1月蜂起が発生
1864年4月10日 - 11日 ロムアルド・トラウグットの逮捕
1864年8月5日 ロムアルド・トラウグットの処刑
1864年10月頃 国民政府解散
現在 ポーランド
ポーランドの歴史
ピャスト朝
10世紀 - 1370年
 
プシェミスル朝 1300年 - 1306年
 
ポーランド・アンジュー朝 1370年 - 1399年
ヤギェウォ朝 1399年 - 1572年
ポーランド・リトアニア共和国(第1共和制) 1569年 - 1795年
ポーランド分割 1772年、1793年、1795年
ワルシャワ大公国 1807年 - 1813年
ポーランド立憲王国
1815年 - 1867年
クラクフ共和国
1815年 - 1846年
ポズナン大公国
1815年 - 1848年
第一次世界大戦 1914年 - 1918年
ポーランド摂政王国 1916年 - 1918年
ポーランド共和国(第2共和制) 1918年 - 1939年
第二次世界大戦 1939年 - 1945年 ポーランド亡命政府
ポーランド総督府 1939年 - 1945年
ポーランド人民共和国 1952年 - 1989年
ポーランド共和国(第3共和制) 1989年 - 現在
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国民政府(こくみんせいふ、ポーランド語: Rząd Narodowy)は、ポーランド分割ロシア領となった旧ポーランド・リトアニア共和国地域で起こった1月蜂起の際に成立した臨時政府である[1]

概要

ポーランド国民の大半はポーランド国民政府に税を納めており、国民政府をロシア帝国秘密警察は問題視していた。ノーマン・デイヴィスによると「ポーランド国民政府は世界最古の都市ゲリラ戦を組織した。」と言及しており、1月蜂起から70年以上も経過した第二次世界大戦ではポーランド地下国家のモデル国家となってに対し抵抗運動を行った[2]

国民政府の最後の独裁者ロムアルド・トラウグットが1864年4月10日から11日にかけロシアに逮捕されて、その後8月5日には処刑によって亡くなった事で蜂起は終焉した。

ポーランド立憲王国内の戦闘

後世への影響

1931年1月21日ポーランド第二共和国大統領イグナツィ・モシチツキが1月蜂起で戦死した軍人と政府関係者にポーランド復興勲章を授与した[3]

脚注

  1. ^ Davies 2005, p. 261.
  2. ^ Davies 2005, pp. 260–261.
  3. ^ Mościcki, Ignacy (1933年1月21日). “Zarządzenie o nadaniu Krzyża Niepodległości z mieczami poległym i zmarłym Powstańcom 1863 r.”. Internetowy System Aktów Prawnych. 2023年3月8日閲覧。

関連項目




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