クラクフ共和国とは? わかりやすく解説

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クラクフ共和国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 08:17 UTC 版)

自由にして独立した完全に中立なクラクフ市とその付随領域
Wolne, Niepodległe i Ściśle Neutralne Miasto Kraków z Okręgiem (ポーランド語)
1815年 - 1846年
(国旗) (国章)

クラクフ共和国の位置(1815年)
公用語 ポーランド語
言語 イディッシュ語ドイツ語
宗教 カトリックユダヤ教
首都 クラクフ
大統領
1815年 - 1831年 Stanisław Wodzicki
面積
1815年 1164km²
人口
1815年 95,000人
1843年 146,000人
変遷
ウィーン会議(成立) 1815年5月3日
十一月蜂起 1830年11月29日
クラクフ蜂起英語版ポーランド語版(併合) 1846年11月16日
通貨 ポーランドズウォティ
(1815年 - 1835年)

クラクフズウォティ
(1835年 - 1846年)
オーストリアプロイセンロシアの保護国であった。
ポーランドの歴史
ピャスト朝
10世紀 - 1370年
 
プシェミスル朝 1300年 - 1306年
 
ポーランド・アンジュー朝 1370年 - 1399年
ヤギェウォ朝 1399年 - 1572年
ポーランド・リトアニア共和国(第1共和制) 1569年 - 1795年
ポーランド分割 1772年、1793年、1795年
ワルシャワ大公国 1807年 - 1813年
ポーランド立憲王国
1815年 - 1867年
クラクフ共和国
1815年 - 1846年
ポズナン大公国
1815年 - 1848年
第一次世界大戦 1914年 - 1918年
ポーランド摂政王国 1916年 - 1918年
ポーランド共和国(第2共和制) 1918年 - 1939年
第二次世界大戦 1939年 - 1945年 ポーランド亡命政府
ポーランド総督府 1939年 - 1945年
ポーランド人民共和国 1952年 - 1989年
ポーランド共和国(第3共和制) 1989年 - 現在
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自由にして独立した完全に中立なクラクフ市とその付随領域(じゆうにしてどくりつしたかんぜんにちゅうりつなクラクフしとそのふずいりょういき、ポーランド語: Wolne, Niepodległe i Ściśle Neutralne Miasto Kraków z Okręgiem)、通称クラクフ共和国は、1815年ウィーン会議により成立した都市国家で、場所はクラクフとその近隣を含む。都市国家は、ロシアプロイセンオーストリア保護国であった。1846年オーストリア帝国へ併合されて消滅した。

クラクフ自由市(Wolne Miasto Kraków)などとも称される。

1843年の人口は146,000人で、うちカトリック教徒85%、ユダヤ人14%。

歴史

1815年のウィーン議定書に基づき成立した。

1830年の十一月蜂起(ポーランドにおける民族運動)で、クラクフはロシア支配下のポーランド立憲王国に武器を密輸する基地であった。 十一月蜂起後、警察はオーストリアの管理下に置かれ、大統領選挙は三国(ロシア・プロイセン・オーストリア)の承認が必要となった。 三国による政治的干渉に置かれていた。

1836年から1841年、クラクフはオーストリア軍が占拠した。

1846年2月のクラクフ蜂起英語版ポーランド語版が失敗に終わり、11月16日にオーストリア帝国に併合されて消滅した。その後、オーストリア帝国領内のクラクフ大公国となった。

関連項目

自由にして独立した完全に中立なクラクフ市とその付随領域 1815-1846



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