ポースト・メルヴィル・デイヴィスン(Melville Davisson Post)
1869年(明2)、アメリカのウエストヴァージニア州のハリスンカウンティ生まれ。西ヴァージニア大学で法律を修めたのち、刑事弁護士として活躍。
1896年(明29)に発表した「ランドルフメースンの奇計」が評判になるが、一方で、法律の弱点を教え、犯罪者を教唆するものとして避難を浴びる。
1911年(明44)の「神の使者」から発表されたアブナー伯父ものは、民主主義が確立しようとする時代の古きよき西部を舞台とし、捕物帳のような味わいがある。
1914年(大3)には「魔女と使い魔」を「メトロポリタン」に発表。
1918年(大7)、「アンクルアブナーの叡知」を発表。
1919年(大8)、「サタデーイブニングポスト」に発表した「Five Thousands Dollar Reard」がOヘンリー記念賞を受賞。
1923年(大12)、「新趣味」に「金剛石」が村越啓一郎によって訳される。
1924年(大13)に出版した「Walker of the Secret Service」の主人公と同名の人物により訴えられ、民事裁判となるが、勝訴する。
ポーとヴァンダインを繋ぐアメリカ探偵作家に位置づけられる。当代一の人気作家だった。
1930年(昭5)、落馬が元で死去。
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